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Concours de Machines 2017_Day1

Concours de Machines 2017(コンクール・マシン2017)取材のため、フランス中央部の街アンベール(Ambert)に来ています。本年度のコンクールには、フランスのほかイギリス、ドイツ、スイスなどEU各国からフレームビルダーが集結。アメリカから参加の私たちも含めると30のフレームビルダーがエントリーしました。


北米でもっとも影響力のあるフレームビルダーの一人とも言われるピーター・ワイグル。1977年にそのキャリアをスタートさせてから今にいたるまで、数多くの優れたハンドメイドバイクを生み出してきました。そんなピーターのバイクで、バイシクル・クオータリー編集長のヤンは2017年のコンクールを走ります。


コンクール前日にようやく出来上がったレジュメ。今回、提案するのは「必要十分なツーリングバイクとはどのようなバイクか」ということ。快適なライディングに必要不可欠なフレーム設計はもちろん、コンクールには欠かせないイノベーションも。


まずは、フロント側、リア側ともに手元で操作可能なライトスイッチ(写真はインストール直前)。日没後に走るのはもちろん、トンネルなどでライトを点灯させたいときに、とても便利です。ブルベサイクリストでもあるヤンいわく「手元でライトの操作ができると、これほど楽なことはない」とのこと。


ライトまわりで言えばもう一つ。ジェネレーターハブをワイヤーをフォーク内に納めて動作させるシステム。これは、見た目のシンプルさだけでなく輪行のしやすさに一役買ってくれます。


鍛造で強度を高め、モダンバイクのブレーキ台座にもフィットするように設計されたルネ・エルス・カンティブレーキ。こちらは間もなくCompass Cyclesからルネ・エルスとして発売予定の新作(プロトタイプ)です。なんとかコンクールに間に合いました。


ルネ・エルス・クランクセットもピーターの手にかかるとこの通り。しっかり軽量化されています。


テーパーチューブの使用やフォーク抜き輪行システム(リアフェンダーは分割式)の導入など、ツーリング車に必要な機能を凝縮した1台。また、フロントバッグサポーターはCompass CyclesとC.S. HIROSEのコラボ製品をモデファイして使用しています。


と、ちょっと脱線しましたが……初日はバイクの走行前チェックと各種計測、撮影、各フレームビルダーによるプレゼンテーション。ピーターのバイクは、フロントバッグやスペアチューブ類を含めても9.7kg。ちなみにフロントバッグはフランスの老舗ジルベルソーとのコラボレーションです。一般に頒布のバッグはナイロン製と比較して重たいイメージがありますが、こちらはなんと実測値266g! ファブリックは通常モデルと同じものを使っているので、雨天走行時やヘビーユースも安心のクオリティです。


控え室にはプレゼンテーションを控えたショーバイクがズラリ。イノベーションのカタチは多種多様、一つとして同じ答えはありません。それを楽しむのがコンクール・マシンなのです。



各ビルダーの持ち時間は30分。フレームビルダーであるピーター・ワイグルが解説。それを補うカタチでヤンが翻訳して審査員に伝えます。


プレゼンテーションの後、写真撮影を経て初日の審査は終了。いよいよ二日目は走行距離約230km(未舗装路20km越えのグラベル・ロードを含む)、獲得標高差4000m越えのテストライドに挑みます。果たして、どれだけのハンドメイドバイク&ライダーが完走できるでしょうか。ちょっとドキドキ。


フランスの老舗Alex Singer(アレックス・サンジェ)にて。コンクールの最終調整中のために快く工具を貸してくれた、よき友人でありAlex Singerの主人でもあるオリビエ・スューカに感謝です。






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